タイムライン

9割は映画、たまにアニメや本の感想。

2019/10/10/『ジョン・ウィック:パラベラム』

f:id:strawdog48:20191010190304j:plain

晩酌/一人酒を止めて1ヶ月…ジョギング を始めて2週間…めちゃくちゃ体調いいです。タバコは5年前に止めました。

あとはパチンコを止められれば“神”になれそうなんですけどね。

 

 

家族で唯一“酒・タバコ・パチンコ”にどっぷり浸かったツラ汚しなのですが、40歳までには卒業したいですね。早くCRターミネーター 2を市場から撤去してほしいです(諭吉がターミネートされそう…)。

 

 

 

まぁともかく…

 

 

 

『ジョーカー』公開日に『ジョン・ウィック:パラベラム』も観てきましたので、こちらも書きたいと思います。

伝説の殺し屋ジョン・ウィックが殺し屋を殺しまくる単純明快ストーリー第3弾です。

 

 

本国アメリカでは今年5月に公開され、辛抱できずにYouTubeのネタバレ動画も観てしまいましたが、それでも本編には大興奮しました。

 

 

もう最高でしたよ。アクションはもちろんのこと、キアヌが何より最高。20年前の『マトリックス 』の頃から全く色褪せてないですよ。

 

 

ちなみに過去に『ジョン・ウィック:チャプター2』の記事を書いています。よろしければこちらも↓

 

 

strawdog48.hatenablog.com

 

 

『マッドマックス 怒りのデスロード』が“行って帰ってくるだけ”という簡潔極まりないお話でしたが、このシリーズも

 

1作目

「妻の忘れ形見のワンちゃんを殺されたから全員ブッ殺す!」

 

2作目

「仕事の依頼を断ったら家を爆破されたので全員ブッ殺す!」

 

3作目

「掟を破ったせいで刺客ワンサカ来たけど全員ブッ殺す!」

 

というものでして、情報過多の社会に生きるアタクシたちも頭空っぽにして楽しめます。

 

 

一応、公式のあらすじ動画を貼っておきます。これを観ればいきなり3作目から観てもギリギリついていけるかと思われます↓

 

https://youtu.be/rvb7aJOypls

 

 

このシリーズの最大の見所は、トンデモアクションの新機軸とも言うべき戦闘スタイル『ガン・フー』です。

『ガン(銃)+カンフー』の造語で、体術を交えながら至近距離で何発も銃弾を叩き込む戦闘術です。特徴としては

 

 

①スローモーションを一切使わない高速オーバーキル

②ヘッドショットで確殺&最低2発ブチ込む

③敵の弾はゼロ距離で避ける

④ワンカットで数人を流れるように射殺

ブラジリアン柔術とサンボを合わせたような組技で敵を拘束

⑥わざわざ組み伏せたあとに射殺(組み伏せる必要あるのか?)

⑦リロードの美学(執拗にリロード場面を見せる)

 

 

というのがポイントでして、上記のアクションの一連の流れに、ガンアクションゲームの超絶プレイ動画をYouTubeで観ているかのような感覚を受けるでしょう。

参考は以下の動画(血飛沫注意)↓

 

https://youtu.be/xSM_nz6gKOI

 

 

ただ、”ゲームみたいだけど妙なリアリティがある“と感じさせるのは、キアヌが本気でトレーニングして身につけた銃裁きに”本物の輝き“があるからでしょう。

 

 

御年55歳にしてますます魅力的なキアヌ・リーブス。世界で彼ほど愛されるハリウッドスターもいないと思います。

普通は金持ちのイケメン俳優なんてやっかみの一つも言いたくなるものですが、キアヌは嫌味を全く感じさせません。

 

 

何せラーメン大好き&収入の大半は慈善事業に寄付&困っている一般人を助けるエピソード多数、そして最愛の人を事故で失っている過去があるためか、哀愁漂う“ぼっち飯”している様をたびたびパパラッチされています。

 

 

庶民的で人柄も良く、同時に悲しみも孤独も知っているキアヌは誰もが愛してやまない“聖人”なのです。

ネット上にはキアヌの善人ぶりを綴った記事はたくさん転がっています。調べてみると面白いです↓

 

https://eiga.com/extra/celeb/31/

 

 

 

この映画シリーズそれ自体も、“ジョン・ウィックというキャラ”以上にキアヌ・リーブス本人の善性と魅力がシリーズを成立させていると言っても過言ではなく、キアヌ無くしては作品のヒットも無かったでしょう。劇中で殺し屋たちが

 

「実はアンタの大ファンなんだよ」

 

と言うのですが、間違いなくメタ台詞でしょう。

 

 

そんなわけでこの『ジョン・ウィック』シリーズは完全にキアヌファンのための映画です。作り手も観客もそれを分かっていてこのシリーズを楽しんでいるのです。

 

 

アクションシーンも実はけっこう“モッサリ”していてキアヌの運動神経の悪さが見え隠れするのですが、ファンからすれば

 

「そんなことは『マトリックス 』のモッサリカンフーの頃から分かっとるわいボケ!むしろ55歳のキアヌの“頑張っている感”が出てるからえぇやろコラ!」

 

とか思っちゃいます。まさに“あばたもエクボ”状態。

 

対して、これが自分で何でもスタントやっちゃうトム・クルーズ の映画を観れば分かりますけど、

 

「カッコいいオレ様を見ろ!体を張りまくってるオレ様を見ろ!」

 

というトムのナルシシズムが画面から充満していて辟易するのです。これもキアヌの“嫌味のなさ”がもたらすプラスイメージなのですね。(どんだけトム嫌いなんだよお前)

 

 

 

まぁともかく、2時間ひたすらアクション全開の作品です。『ジョーカー』の方が圧倒的に話題になっていますが、こちらも是非どうぞ。