20180501 『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』

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「アベンジャーズが、ヤベェンジャーズゥ！！！！！！」

（立木文彦風にしてみました）

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を公開初日に観てきました。

酔っ払いのおっさんのノリですみません。
さいきん肝臓が弱っているので、しばらく酒やめます。芸能界でも酒によるトラブルが起こってますし。

さて、今作はマーベル・シネマティック・ユニバース（以下、MCU）19作目にして、シリーズ10年目の集大成。

これまでに出てきたスーパーヒーローたちがほぼ全員出演し、宇宙最強の敵であるサノスと戦うアクション超大作となっておりまして、全世界では公開週の興行収入が歴代最高額となりました。（全世界でなんと、680億円を稼ぎ出しました）

翻って我が国日本じゃコナン君が強すぎて、GW中の興行収入は名探偵コナンの一人勝ちですけど。

まぁともかく、ボリューム感たっぷりの上映時間160分はまるでダレることなく続き、クライマックスはシリーズ史上最高潮へ。

そしてもともと今作が前後編の二部作を想定していたらしく、
「オイオイオイオイ！そこで終わるのかよオイ！」

と、めちゃくちゃ続きが気になる終わり方をしています。
しかも後編にあたる『アベンジャーズ4（タイトル未定）』公開予定日は来年の5月…あと1年も待たなきゃいけないなんて。
（撮影自体は全て終わっているそうです。出演者はうっかりネタバレしそうですけど。）

ま、この夏公開の『アントマン&ワスプ』を楽しみにしつつ、気長に来年を待ちましょう。

それにしてもこのMCU…1作でもコケたらシリーズ打ち切りや延期が珍しくないハリウッドにおいて、先述の『アントマン&ワスプ』を含めれば10年で20作、半年に一本のペースで制作費100億円以上の新作をリリースし続けるという、異例の大長編シリーズとなっております。

これがどれほど難しいものかは、『スーサイド・スクワッド』で全世界を落胆させ、『ジャスティス・リーグ』で大赤字を出したDCEU（DCエクステンデッド・ユニバース）の作品のどれか一本でも観てみれば分かるかと。

シリーズ第1弾である『アイアンマン』の爆発的ヒットと、シリーズの核となる“本編”『アベンジャーズ』のケタ外れの世界的大ヒットがシリーズ存続の根底を支えているものと思われますが、何よりも制作会社であるマーベルスタジオの社長にしてシリーズ全作のプロデューサーを兼ねるケヴィン・ファイギ氏の才能が全てを物語っているかと。

確かに『インクレディブル・ハルク』とか『マイティ・ソー/ダークワールド』みたいな、本国アメリカでヒットしていないシリーズ作品もあるのですが、『アベンジャーズ』以降は右肩上がりに作品の面白さは向上し、今となってはどの作品も“平均以上のクオリティ”を維持しています。

駄作らしい駄作は一本もありません。シリーズ未見の方は『アイアンマン』単独3部作だけでも観ましょう。

さて、全世界でお祭り騒ぎ状態の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を是非とも多くの人に観て頂きたいのですが、さすがにシリーズ未見の方に今作を勧めてもハードルが高すぎます。シリーズ集大成にして、初心者が完全に置き去りにされること必至な内容だからです。

かといって過去作にあたる全18作を今から全部観ろというのもあまりに酷な話です（しかも『ブラックパンサー』は7月まで鑑賞不可）。

っつーわけで、レンタルで鑑賞可能な以下5作である（悩んだ挙句、多過ぎない5作に絞りました）、

『アベンジャーズ』（2012年公開）

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』（2013年公開）

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』（2015年公開）

『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』（2016年公開）

『マイティ・ソー/バトルロイヤル』（2017年公開）

を、上記に掲げた順番で観てください。なんとかギリギリこれまでの話が分かるかと思われます。

また、上記の作品を観ない方でも『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』（2014年公開）は超オススメです。