20180208 『ファウンダー』
まもなくレンタルが開始される映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を観ました。
マクドナルドを世界一のハンバーガーチェーンにした男であるレイ・クロックの成り上がりストーリーです。超オススメ。
まずは下の予告編を観てください。
元『バットマン』にして、『絶体×絶命』やリメイク版『ロボコップ』、最近では『スパイダーマン・ホームカミング』で悪役を演じたマイケル・キートンが主役なのですが、まぁ目付きが完全にワルです。彼をレイ・クロック役にキャスティングするあたり、プロデューサーの底意地の悪さが見え隠れします。
予告を見れば分かる通り、単なるマクドナルドの成功秘話ではありませんし、安易に感動させる話でもありません。
マクドナルド兄弟が経営するハンバーガーショップに目をつけた、レイ・クロックによるフランチャイズ化への不屈の執念がこの映画の核となっておりまして、成功のために遂に彼はマクドナルド兄弟を会社から追い出し、自らが『ファウンダー(創業者)』となります。
当時52歳の冴えない営業マンだった彼が遂に億万長者になるサクセスストーリーではあるのですが、勝つためなら手段を選ばない彼の非情さに観ている側はハラハラし、戦慄し、同時にその野心に敬服します。
実話モノの映画として、1人の男の立志伝として、またビジネスの暗部を描いたドラマとして、示唆に富んだ作品です。
ぜひ観て欲しいです。
より詳しいレビューは『前田有一の超映画批評』をご覧ください。↓