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9割は映画、たまにアニメや本の感想。

20180203 『アマゾンプライムビデオ』

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”汝らここに入るもの 一切の望みを棄てよ“

(ダンテ 『神曲 地獄篇』より)


全80話超えなので見まい見まいとしていたアニメ、地獄少女についに手を出してしまいました。
アマゾンプライムビデオめ。罪は重いぞ。


こうして地獄の門は開かれた…


おかげで寝ても覚めても地獄少女
タブレットで延々と鑑賞中です。


因果応報、勧善懲悪だけでなく、理不尽な応酬、胸糞悪い展開、悪ノリのギャグにもう釘付け。
パチンコのために8年ぶりに制作された第4期も、変にタイアップを意識せずにドス黒さ全開です。
このアニメの世界では警察はいないのかっていうツッコミは無しです。


萌えアニメに食傷気味で、バッドエンドや陰惨な物語が好きな方はぜひどうぞ。


あ、小説なら我孫子武丸氏の『殺戮にいたる病』、映画ならリドリースコット監督の『悪の法則』、ノンフィクションなら押川剛氏の『「子供を殺してください」という親たち』がオススメです。鑑賞後に暗澹たる気分になります。

 

それにしても、アマゾンプライムビデオのせいで最近は引きこもりがちです。月々400円で相当数の映画アニメドラマが見放題です。


お陰で最近は映画館にも行かなくなりましたし、デジタル配信に慣れるとツタヤなんて絶対に行かなくなります。
行くのも借りるのも返すのも手間ですし、何よりDVDのディスク交換すらめんどくさい。


お陰で先日アマゾンから届いたスパイダーマン トリロジー ブルーレイ コンプリートBOX [Blu-ray]は未だに開封していません。


そんなわけでアマゾンプライムビデオで扱っていない作品は、少々割高ですがDMM.comやiTunesStoreで有料ダウンロードしています。
そのくらい、ワンクリックの簡便さには抗えないのです。

 

人は変わる。主に道具によって。
思考も習慣も変わってしまう。

 


先日、20年ぶりに小学校時代の同級生から飲みの誘いがありました。
小学生の頃に一時期、関西に住んでいたのですが、その当時の友達が今は東京に住んでおり、連絡をくれたのです。


小学生の頃は正直あまり好きではない相手だったのですが、何故か会いたくなりました。


初めて経験した引越しと、慣れない環境での学校生活は、嫌なことばかりでした。
嫌なことばかりでしたが、飲みの誘いが来たとき、妙にワクワクしました。


たぶん、今ならちゃんと向き合えると思ったのでしょう。

 


人は変わる。主に距離によって。
向き合わなくなるうちに、都合の悪いことは全部忘れたふりをすることができる。

 

…ってまぁ、飲み会は来週に延期になったんですけどね。
もう一方で、高校時代のクラスメイトからも同窓会の誘いが来ました。来月に行われるらしいので、そちらも今から楽しみです。

 

「今あんたがいいトコにいるから言えるセリフだよね

目の前暗くなればぶり返すよ

思い出の善し悪しって 現状の満足度で決まるからね」

 


強烈に鬱になるひぐちアサ先生の初期の短編『ヤサシイワタシ』のセリフです(おお振り以前の作品はダークでした)
大学時代に読んで衝撃を受けました。余談ですがオレが通っていた大学が舞台です。


過去にも同窓会の誘いは他にあったのですが、以前はどうしても行く気になれませんでした。
きっと自分に自信がなかったのでしょう。


33歳のオッサンになって、ようやく1人で何もかも肯定できるようになりました。イロイロありましたが、とにかく今が一番楽しい。
まぁ、いま自分が”いいトコ”にいるだけかもしれませんが。

 

人は変わる。主に時間によって。
映画と本と音楽…即ち『物語』があれば、何があっても生きていける。