20171027 『ファイトクラブ』
“完全になどしないでくれ。
満足などさせないでくれ。
完璧になどしないでくれ。
助けてくれ、タイラー。完璧で完全な人生からぼくを救ってくれ。
(中略)
わかった。オレの家に越してくるといい。ただし一つ頼みがある。
(中略)
タイラーは答えた。「おれを力いっぱい殴ってくれ」”
(チャック・パラニューク著 『ファイト・クラブ』〔新訳〕 ハヤカワ文庫MV 2015)
久々に『ファイト・クラブ』の原作小説を読み(これで3周目)、ブラピの映画版を観て(通算50回越え)、ジョギングと筋トレを再開しました。2ヶ月くらい前から。
アレは自己啓発映画です。20代の頃にmixiのファイトクラブオフ会(マジで殴り合いました)に参加したことがあるくらい好きな映画でして、久々に鑑賞したら
「最近たるんどる!鍛えなくては!」
と、居ても立っても居られなくなった次第なのです。
健康診断に引っかかったというのが一番の理由ですけど。
まぁ毎日酒飲んでるのでろくに痩せてないんですけど(おい)、以前より筋肉と体力はつきましたね。
とは言え、筋トレはツラいしつまらないし、全く気持ちよくないのです。オススメしません。
その点、ジョギングは走り始めて10分くらいで脳内麻薬がドバドバ出てくるのでオススメです。快感です。
最近では『覆面系ノイズ』と『幼女戦記』と『戦姫絶唱シンフォギア』の影響で寝ても覚めても爆音と絶叫が脳内で残響しているので、昂ぶった挙句の深夜のジョギングは高揚感が倍増します。
ところで、どういうわけか知りませんが、邦画の青春映画の予告編って、ほぼ必ず『走るシーン』が出てくるんですよ。
『ストロボ・エッジ』でも『アオハライド』でも『何者』でも『ぼく明日〜』でも『キミスイ』でも、YouTubeで適当に青春映画の予告編を検索すれば分かるんですが、まぁ走ってます。
しかも全力疾走。おっさんが真似すると肉離れします。
たぶん、走る行為は『感情の爆発』と『青春』を喚起させるのですよ。
実際に走ってる時はドーパミンが出てハイになりますし、体力が付くと体が軽くなりますしね。
そんなわけで枯れずに若い感性を保ちたい方はジョギングしましょう。体力が付いて、なおかつボケ防止になります。
日本では70歳を過ぎても働かされる地獄の未来が待っているので、今から鍛えて明るくディストピアを受け入れましょう。
余談ですがワタクシ、運動音痴ゆえに10代の頃は体育の時間に恥ずかしい思いを散々してきましたし、中高と続けてきた陸上部でも全く芽が伸びなかったので、走ってるとその頃の記憶がフラッシュバックする時があり、たまに涙が流れます。
深夜2時くらいに川崎市周辺で泣きながら走ってる不審なおっさんがいたらオレなので、通報しないでください。
あと、筋トレはあまり好きじゃないですが、Testosterone氏の著書である
『筋トレが最強のソリューションである』
は超オススメ。その辺のヘタな自己啓発書を読むよりよっぽどいいです。