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9割は映画、たまにアニメや本の感想。

20170515 『エイリアン シリーズ』

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エイリアンシリーズ最新作、『エイリアン・コヴェナント』の公開日が世界で最も遅い9月15日に決定し、憤りを隠せない俺です。ほとんどの国では来週公開するのに!こんな仕打ちありえん!!(ALIENだけに)


『エイリアンなんて日本じゃオワコン。暗いしグロいし客なんて呼べねーよ。それにオレはプレデター派だし』


という日本の配給会社の本音が見え隠れしてます。
洋画の公開日が世界的に見ても遅いのが日本の慣例になっていますが、遅れる原因としては日本がグロ描写に厳しく、興行成績に響くと思ったのでしょう。エロには世界一寛容な国ですけど。
ちなみにプレデターは関係ないと思います。


前作プロメテウスなんか剛力彩芽がヘタクソな吹替するあたり、日本でのエイリアンシリーズに対する扱いなんて酷いもんです。


まぁどう見ても〇〇〇なフェイスハガーとか、いきり立った〇〇〇そっくりのエイリアン成体とか、幼虫は人間の胸を突き破って血ブシャーだし、奇跡的に生還した少女を続編では冒頭でブッ殺すとかエログロ破廉恥の限りを尽くしたSFホラーシリーズの最新作を鼻息荒く待ちわびているファンなんて30代以上の独身のおっさんに間違いありません。


『アタシ…エイリアン・コヴェナント観に行きたいな❤️』

とか言う女の子がデートに誘ってきたら絶対に結婚しますよオレ。

 

でも面白いんですよエイリアンシリーズ。
『コワそうだから観てない』って方が多いと思いますけど。


一作目はSFホラーの金字塔と言われるだけあって、単なるグロの見世物市に終わらず、サスペンスと恐怖が最後の最後までブッ続きます。


続く2作目ではド派手なガンアクションへと大胆に路線変更。


しかもアクション映画として面白いだけでなく、エイリアンが劇中に出てくるのは映画開始からなんと1時間後!!(劇場公開版の方)
それまではひたすら『出そうで出ない』緊張感を維持するという、サスペンスとしても良くできてます。


で、だいたいこのシリーズのファンは1信者と2信者が大半を占め、3や4好きは異端扱いされるのですが(プロメテウスは外してます)、個人的にはマンガみたいにキャラもグロもアクションも演出過剰な4が一番面白いです。

ちなみにこの図式はターミネーターシリーズにも当てはまります。えっ?3は黒歴史ですって?


そして何より悪役が徹底的に悪。清々しいくらいに悪。完全超悪。


良心の呵責なく人間を殺すエイリアンは説明不要として、最大の悪はエイリアン捕獲に血道を上げる銀河一のブラック企業ウェイランド・ユタ二社です。


これがまた度し難い。
エイリアン捕獲のためには社員が死のうと海兵隊が全滅しようと歯牙にも掛けない外道ぶり。ワ◯◯の会長かよ。
牛乳吐き出すアンドロイドも主人公サイドを陥れようと暗躍したりして抜け目ありません(ビショップはホントいいやつ)


こんな酷いブラック企業に勤めながら死の淵から4度も生還する(一度は本当に死んでますけど)エレン リプリーは『戦うヒロイン』の代表格となりました。戦闘美少女萌えの日本で受けないはずがありません!!パワードスーツとかにも乗るし。


…とまぁけっこうなネタバレをしながらご紹介しましたが(おい)、エゲツないシーンはかなり多いので、グロ耐性ない方が見て卒倒しても当方は一切関知しません。


あと、『エイリアン3』は是非とも完全版の方をご鑑賞ください。是非是非。