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9割は映画、たまにアニメや本の感想。

2019/03/25 『バンブルビー』

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加圧シャツ根拠なし 防止命令 | 2019/3/22(金) 18:53 - Yahoo!ニュース↓

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6317942

 


マジか…道理で一年以上着続けても腹がヘコまないわけですよ。毎日2リットル缶チューハイ飲んでても痩せると信じていたのに(嘘つけ


去年ウチの職場でも「コレ着てみよーぜwwwwwww」ってことでみんなで買って着たのですが、オレ以外の皆様は早々に脱ぎ捨てて行きました。たぶん一ヶ月も経っていなかったと思います。


オレは今でも風呂の時以外は毎日着ているのですが、今ではこのシャツの締め付け具合がクセになっています。フツーの白いシャツでは物足りない体になってしまいましたよ。
効果が有る無しに関わらず、シャツに穴が開くまで着ていこうと思います。

 


まぁともかく…。

 

 

 


キミのためにがんばるビィ!

 

映画『バンブルビー』を観てきました。
実写映画版『トランスフォーマー』シリーズ屈指の萌えキャラであるバンブルビーのスピンオフ映画でして、ビーファンの方は「可愛すぎかよ」と悶えること必至です。


そしてオレはボロ泣きしました。今作はオッさんホイホイ映画です。オッさんたちは須く観るべきです。
プロットは『E.T.』(1982)や『アイアン・ジャイアント』(1999)と全く一緒で、


“少年少女たちと地球外生命体との、心温まる友情…そしてそれを引き裂こうとするワルいオトナたちとの攻防を描いた感動作“


という、『トランスフォーマー』シリーズらしからぬ内容です。しかも作品の舞台が1980年代後半でして、もう色々と懐かしさと相まって万感の思いが涙腺を刺激してくれます。


そして今作の注目すべきポイントとして、”シリーズ史上、もっともアクションが観やすい“という部分が挙げられます。


これまでのトランスフォーマーシリーズは、ロボットの変形シーンからアクションシーンにかけて、”ガチャガチャしていて何をやっているのかわかりづらい“という難点がありました。


今作『バンブルビー』はとにかく変形シーンも、ロボ同士のド突き合いシーンも非常に観やすくなっています。
映像面での正統進化と言えます。


また、登場するロボットたちも80年代のオリジナルテレビアニメ版に準拠したデザインに戻っており、どのキャラもシンプルかつスッキリしています。これも映像のゴテゴテ感が無くなった所以でしょう。それ以上に、往年のファンならコンボイ司令官の懐かしの姿に感涙するかと思います。


まぁそんな今作ですが、シリーズ未見の方には敷居が高いかと思われがちです。でも全くそんなことはありませんよ。
今作はいちおう『トランスフォーマー』番外編という位置付けですが、イロイロと本編の設定と辻褄が合っていないため、実質的なリブート作です。


そのため、『トランスフォーマー』シリーズ未見の方も楽しめるようになっています。というか本編と毛色が違い過ぎるので、逆に今作を観てから本編を観ると、演出がクド過ぎてついていけないかもしれません。

 

ここで“本編”にあたる実写映画版『トランスフォーマー』シリーズに軽く触れさせていただきます。
シリーズは2007年から現在まで全5作が作られています。一貫して監督を担うのは、ハリウッドの破壊大帝マイケル・ベイ御大。


ハゲし過ぎる傑作アクション超大作『ザ・ロック』や『アルマゲドン』を90年代に放ちましたが、以降の作品はどれも大味かつクドい(しかも長い)映画ばかり撮っています。


ベイ監督作の特徴として…


永遠に続くかと思うほどの爆破と破壊と銃撃戦

超ド派手なカーチェイス

全然笑えないエログロ低俗なギャグ

無駄に長い(2時間半超えが多数)


ラーメン二郎よろしく、爆盛りコッテリなジャンクムービーを撮り続ける御仁でして、ベイ監督の映画は一種のジャンルと化しています。

「こまけぇことはいいんだよ!」

というロックな方には好まれる監督です。オレも好きな監督なんですけど、鑑賞後に確実に胃もたれを起こすので、年に一本観たら十分です。


そんなベイ監督が撮った一連の『トランスフォーマー』シリーズ全5作ですが、ぶっちゃけ中身は全部いっしょです。
3作目の『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』までは真面目に観てましたが、残りの2作は結末を覚えていません。そのくらいパターンがいっしょです。シリーズの特徴として

 

無いも同然のストーリー

無駄に多い登場人物(と、ロボたち)

40分以上続く終盤の銃撃戦とバトル

ラストで覚醒した主人公(オプティマス)が敵ボスを瞬殺
(ホントに瞬殺。しかも惨殺)

締めにオプティマスがちょっといいこと言って終わり。

上映時間2時間半超えという尺の長さ
(一作目のみ、2時間23分。それでも長い)

 


とりあえずどれか一作でも観れば「だいたいトランスフォーマーは分かった」と言えますし、立て続けにシリーズ作を二本以上観れば、食傷気味になることは間違いないです。
少なくとも、映画を普段観ない方ならば、同じ作品を2回以上リピートすることはないでしょう。


しかしながら人気声優の悠木碧さんは信じられない剛の者でして、映画版『トランスフォーマー』シリーズの熱狂的なファン(というか、バンブルビー推し)として有名です。


シリーズ作である『トランスフォーマー/最後の騎士王』を、何と劇場で8回も観たそうです。しかも僅か10日前後で。えぇ…普通ではありません↓


https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1503910355


ふつう、20代の女子が10日前後で「ラーメン二郎に8回通った」とか言ってたら素で引くと思うんですが、まぁ割とそんな感想です。


かく言うオレも『君の名は。』を劇場で13回観た者でして、人のこと言えない身分なんですけれども、この人どんだけトランスフォーマー好きなんだろマジで。


ちなみに今作『バンブルビー』に出てくる悪役の声を悠木碧さんが担当しています。


吹替版で聴くことができるので、ファンの方はぜひとも今作『バンブルビー』を劇場でご鑑賞ください。
あ、今作はマイケル・ベイ御大は監督しておりませんので、クセのない作風となっております。
スープは澄み切っておりますので、残さず飲み干せると思いますのでぜひ。

 

そして完全に余談なのですが、今作の劇中において頻繁に引用される映画があります。1985年公開の映画である『ブレックファスト・クラブ』です。


ハリウッド映画で初めて“スクールカースト”(学校での差別、またはヒエラルキー)を真正面から描いた作品だと言われており、今作に影響を受けたティーン向け映画は無数にあります。


30年以上前の作品ですが、こちらも今観ても面白い映画ですので、気になる方はぜひどうぞ↓

https://theriver.jp/thebreakfastclub/


立て続けに『桐島、部活やめるってよ』も観るのがオススメです。