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9割は映画、たまにアニメや本の感想。

2020/01/24/『狂武蔵』WEB配信版

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無職11日目…姪っ子の世話したり鬼滅の刃をネカフェで読み始めたり株で大きく利益出したりパチンコで散財したりと、無職らしからぬ危機感の無い日々を送っております。とりあえず1ヶ月は自分をたっぷり甘やかすつもりですが、そこから先のオンオフの切替が難しそう…。社会復帰できるように頑張ります。

 


まぁともかく…

 

坂口拓さん主演のサムライアクション映画『狂武蔵(くるいむさし)』支援者限定WEB配信版を観ました。
いや〜タイトル通りクレイジーな作品でしたね。77分ワンカットのアクションなんて気が触れてなきゃ撮れませんよ。常軌を逸した作品でした。

 


今作はとあるサムライ映画が7年前に制作中止になり、そのアクションパートをワンカットかつ長尺版で撮ったものらしく、もともとは商業映画というフォーマットに収まっていませんでした。

 

映画というよりは“記録映像”と呼ぶべきであり、それを一本の映画として完成させるべくクラウドファンディングで制作資金が集められました。

 

そして追撮されたシーンとCG、劇伴などを追加した“準完成版”が1月24日、クラウドファンディングで支援した我々に初お披露目となったのです。

 

今回アタクシが視聴することができたWEB配信版は、クラウドファンディングに出資した205名(アタクシ含む)のみに向けてのモノなので、一般の方は劇場公開を待つ必要があります。今年中に公開らしいですよ。

 

また、劇場公開版はWEB配信版とは別物になるらしいです。劇場版はおそらく、さらに編集やエフェクトが加わった『完成版』になるのでしょうね。

 

さて、今作の主役である坂口拓さんですが、日本では数少ない“ガチ”なアクション俳優です。最近では山崎賢人主演の『キングダム』で、左慈役として凄まじいアクションを披露したことが印象に残ってます。

 

https://realsound.jp/movie/2019/04/post-352826.html

 

残念ながらまだお茶の間に浸透するほどの知名度は無いですが、TwitterYouTubeのアクション動画で徐々に若い人にもファンが増えているようです。去年はユーチューバーのヒカルさんとコラボ動画を挙げてましたし↓


【テレビじゃ放送できない】暗殺術をマスター?日本最後の現代忍者「坂口拓」が危なすぎた…

 


知らない方は是非とも覚えておいてください。

 


で、そんな坂口拓さんの“生き様”が収められた77分ワンカットの狂武蔵ですが、凄かった。今作を撮ってから一度、坂口拓さんは俳優を引退するんですけど(後にTAK∴と称して映画『RE:BORN』で復帰してます)、本当に精魂尽き果てたんでしょうね、77分の激闘で全てを出し切ったのがよく分かります。

 


今作『狂武蔵』は、“凄腕のカメラマンとアクション俳優とアクション監督がアドリブで奇跡のような映像を撮っちゃった”と言えるような作品です。
最低限の段取りと手順は擦り合わせをした上で、殆どぶっつけ本番で撮ったらしいですから、それを理解した上で観るとため息しか出ません。

 


そりゃそうか、こんな映像、よく考えたら「2度と撮れない」ですもん。現場の人間が全てを出し切って撮った77分を「もう一度やれ」なんて言われても無理でしょう。あらゆる意味で奇跡のような“映像記録”です。


ただ、製作側も「お客さんのことは考えなかった」とインタビューで答えている通り、『商業映画』としての面白みは薄いです。

 

坂口拓のファン以外が観ても「スゴいものを観た!」という感想は出るでしょうが、間延びしているシーンや不自然なシーン(斬られた侍が間を置いて何度も出てくるなど)があり、一般の方は興醒めすると思います。


劇場公開版はどのくらいリファインされるのか、今から楽しみです。


ガチなアクション映画ファンの方以外はまず、去年公開された『キングダム』をDVDなりネット配信なりで観てください。そして坂口拓さんのアクションのキレに驚愕したら、次はもっと玄人好みのアクション映画である『RE:BORN』をオススメします。劇場で4回、ブルーレイで20回くらい観ました。現在はAmazonプライムビデオで配信中です。

 

 

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そんなわけで皆様、ワタクシも微力ながら協力させていただきました『狂武蔵』をどうぞよろしくお願いします。

 

おまけ↓過去に書いた記事

strawdog48.hatenablog.com


いま読み返してみたら、好き放題書きすぎてた気がします。今さら加筆修正しませんけど、なんかスミマセン…。